エスニック料理資格人気資格比較
最近ではパクチーがブームになるなど、エスニック料理が人気です。「エスニック」とは、本来「民族」という意味です。つまりエスニック料理は世界各地の民族料理のことを指しますが、一般的にはエスニック料理といえば、西洋料理に対してのアジア料理全般を意味するという理解でいいと思います。日本では、フランス料理、中国料理、イタリアンなどが普及していますが、それ以外のインドネシアやタイ、インド、アフガニスタンなどの西アジア、中近東の民族料理をエスニック料理と呼んでいます。そのため、単にアジア料理といっても、台湾や中国、韓国を除く地域のアジア料理全般の総称となっています。タイ、インドネシア、ベトナムなどのエスニック料理を自宅でも楽しめたら良いですね。普段使いなれないスパイスやココナッツミルクなど、材料も難しいです。エスニック料理を作りたいと思っても、なかなか料理教室をみつけることもできません。ご自分で楽しむのでも、人と楽しみを共有するためにも、エスニック料理の資格を目指して勉強してみるのはいかがでしょうか?ここではエスニック料理に関する資格を比較形式で紹介していきます。
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★:エスニック料理ソムリエ
「エスニック料理ソムリエ」は、日本安全食料料理協会が運営し認定する資格です。エスニック料理の各地域の気候と風土、宗教や文化、食文化、食材に関する知識を有していることが証明されます。例えばアジア・アフリカ・中南米・北欧の各地域の定番料理や郷土料理の種類と特徴、各国のお菓子の種類と特徴、調味料の使い方、アジアのお茶文化、ベトナムやタイといったアジアの食文化、モロッコやセネガルといったアフリカの食文化、メキシコやペルーといった中南米の食文化、デンマークやフィンランドといった北欧の食文化などの知識を有していることが証明されます。受験資格は特にありません。受験料10,000円を支払えばどなたでも受験できます。インターネットを通じて申し込みができ、在宅での受験が可能です。資格取得後は、エスニック料理ソムリエとして活躍でき、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。
:アジア料理インストラクター
「アジア料理インストラクター」は日本インストラクター技術協会(JIA)が運営し認定する資格です。各地域のレシピや食材、調理方法に関する知識を有していることが証明されます。例えば、ベトナム料理、インド料理、タイ料理、マレーシア料理、台湾料理、カンボジア料理、ブータン料理、エジプト料理、モロッコ料理、ナイジェリア料理、マダガスカル料理、南アフリカ共和国料理、セネガル料理、ドミニカ共和国料理、ペルー料理、キューバ料理、チリ料理、メキシコ料理、アルゼンチン料理、スウェーデン料理、ノルウェー料理、デンマーク料理、フィンランド料理のレシピの知識を有していることが証明されます。受験資格は特にありません。受験料10,000円を支払えばどなたでも受験できます。インターネットを通じて申し込みができ、在宅での受験が可能です。資格取得後は、アジア料理インストラクターとして活躍でき、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。
エスニック料理は材料も作り方も特殊なものが多いですが、マナーもなじみのないものがあります。例えばベトナムでは、お椀に口をつけるのはマナー違反であり、レンゲと箸で食べ切るのが習慣です。インドネシアでは、宗教上の理由で左手は不浄とされています。インドでは、食事を残すことは失礼にあたり、また右手でスプーンのように使って、料理を食べるのが普通です。またアフガニスタンでは、食事中にパンが床に落ちたときは必ず拾って、パンに口づけしてから額の高さに上げてから皿に戻す習慣があります。またタイでは、フォークを直接口に運ぶのはマナーに反し、必ずスプーンに乗せてから食べるようにします。みんなで分けた料理の最後の一口は手をつけないのがマナーが良いとされています。こうした様々な国の食文化を理解することで、よりエスニック料理を楽しむことができると思います。